SUSE Linux Enterprise
SUSE Linux Enterpriseプラットフォーム製品のサポートライフサイクル
SUSE® Linux Enterpriseプラットフォーム製品では、10年間のサポートとエンタープライズソリューションを対象とした保守オプションが提供されます。
製品ライフサイクルは、次の3つに分類されます。
- 一般サポート — 7年間
- 拡張サポート — 提供なし
- セルフサポート — 10年間
ライフサイクルの内訳
SUSE Linux Enterpriseプラットフォーム製品のライフサイクルの内訳 | |||||
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特長 | 1~4年 | 5年 | 6~7年 | 8~9年 | 10年 |
一般サポート | |||||
機能のリクエスト | ![]() |
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機能の拡張 | ![]() |
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ハードウェアの有効化 | ![]() |
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ハードウェアの最適化 | ![]() |
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不具合の修正手段 | ![]() |
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セキュリティアップデート | ![]() |
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セルフサポート | ![]() |
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一般サポート
SUSE Linux Enterpriseプラットフォーム製品の一般サポート期間は7年間で、製品の一般リリース日から開始します。
一般サポート期間中には、製品ライフサイクルの進行状況に応じて、3段階の保守オプションが提供されます。一般サポート期間中には、プラットフォームの安定性やパフォーマンスの向上、セキュリティの脆弱性の解決、ハードウェアの有効化、お客様からご要望のあった機能の拡張を行うアップデートが提供されます。製品が次の段階に移行すると、プラットフォームへの変更プログラムの数が減少します。詳しくは、このページ上部の[ライフサイクルの内訳]タブをご覧ください。
プラットフォームの変更プログラムは、以下の方法で提供されます。
- サービスパック
- 保守アップデート
- PTF(Program Temporary Fix)
サービスパック
プラットフォームアップデートの最も一般的な方法は、定期的なサービスパックのリリースです。サービスパックのリリースは、一般サポート期間中に12~18ヶ月ごとに実施するよう計画されています。1 これまでのサービスパックは、セキュリティアップデート、不具合の修正手段、ハードウェアの有効化機能、既存ハードウェアの最適化機能、既存機能の不定期の拡張機能を統合したものです。SUSE Linux Enterprise 11 SP1以降は、サービスパックのサイズと範囲が縮小されているため、保守リポジトリで提供されているサービスパックとは関係なく、より多くのパッチを柔軟にご利用いただけます。
お客様には、サブスクリプションに付属するサポートの一環として、リリース後6ヶ月以内のプラットフォームサービスパックが適用されます。プラットフォームのアップデートは、サービスパックの最新リリースに対して行われます。最新リリースへのマイグレーションの計画および実施期間の延長をご希望のお客様には、アップデート期間を6ヶ月を超えて延長する長期サービスパックプログラムをご用意しています。このプログラムの利用規約の詳細については、長期サービスパックサポートページをご覧ください。
保守アップデート
保守アップデートは、既存の不具合やセキュリティの脆弱性の修正手段を提供し、ハードウェアの有効化などの新機能もサポートする定期的なリリースです。リリース前にノベルの品質保証グループによって統合され、テストされています。ノベルのアップデートはすべて以前にリリースされた保守アップデートを使用して作成されるため、アップデートを定期的に適用することをお勧めします。
PTF(Program Temporary Fix)
PTFは、お客様の特定の問題を解決するために作成されます。お客様から製品の問題が報告されると、ノベルはその問題の解決に必要なものを判断し、エンドユーザ向けに修正プログラムをPTFとしてリリースします。問題の性質に応じて、保守アップデートに統合してリリースする場合としない場合があります。PTFはお客様の特定の問題を解決するために作成されるため、テストレベルは最初に問題を報告したお客様の環境に基づいて決定されます。問題が複数のお客様に影響を及ぼすものであるとノベルが判断すると、PTFを保守アップデートに統合して一般公開します。保守アップデートと同様に、PTFも以前にリリースされた保守アップデートを使用して作成されます。
1 このスケジュールは推定であり、確定されたものではありません。
拡張サポート
この期間は製品ライフサイクルの終わりにあたるため、インストールと環境設定に関する質問に対して最小限のサポートが提供されます。この期間中のサポートは限定的なものであるため、コールセンターサポートをご利用いただくには、サブスクリプションの他に追加サービス契約が必要となる場合があります。ノベルの拡張サポートプログラムの詳細については、http://support.novell.com/ja-jp/lifecycleの拡張サポートオプションに関する資料をご覧ください。
セルフサポート
セルフサポートオプションは、製品の一般リリース日から合計10年間提供されます。利用可能なセルフサポートオプションの詳細については、http://www.novell.com/ja-jp/support/support-j/support_options.html#selfsupportをご覧ください。